ホースメン会議 / 有名予想家が所属する競馬情報会社
ホースメン会議の特徴や評価について解説します。
馬券で利益を出すことのみを追求「ホースメン会議」
20世紀、競馬関係者の間では知らない者がいないとさえいわれた伝説の予想屋がいました。彼の名は大川慶次郎。自身を予想屋と呼ばれることを嫌い、競馬評論家であることに強い誇りを持っていました。
そのため、馬の状態などをずばりと言い当ててしまい、競馬関係者との衝突も多かったのですが、後に予想が正しかったことが証明されてしまい、彼の鋭い相馬眼(そうまがん)に多くの競馬ファンは舌を巻きました。そして、彼を伝説にしたのは通算4度のパーフェクト予想です。これは1日の全レースの連復を当てるという神業でした。ですが、大川慶次郎は21世紀を見ずに亡くなってしまいます。享年70歳でした。
■1981年、大川慶次郎が予想監督に就任
「ホースメン会議」は、競馬評論家・大川慶次郎の伝統を残した競馬予想会社です。その目的は「一人でも多くの方に競馬の素晴らしさと勝つ喜び」を提供することです。創業33年。大川慶次郎が亡くなってからも、優秀な予想陣が後を引き継いできました。
その予想陣はグリーンチャンネル解説者や、東スポコラム執筆などでも知られる能勢俊介を始め、大阪スポーツ本紙履歴37年の米原聡など、競馬予想を専門とするスポーツ記者が名を連ねています。では、ホースメン会議の特徴を見ていきましょう。
■幅広い人脈と大川慶次郎から引き継いだ相馬眼
先ほど述べたとおり、このホースメン会議の予想陣はスポーツ記者を生業としている人たちです。つまり、記者として人脈が幅広く、東西のトレセンの情報をはじめ、調教師、牧場主などといった競馬関係者への交友関係があるため、競馬新聞本紙では語れない馬の本当の状態を的確に知ることが可能です。
亡くなった大川慶次郎は馬好きから、この業界に入ったことで、馬の状態を観察することで、体調や故障を一目で言い当てる離れ業をやってのけたわけですが、ホースメン会議のメンバーもまた、彼の意志を受け継いでいるので、馬の状態を知ることに長けています。つまり、これらの二つが創業33年も続く競馬予想会社の大きな柱となっています。
その上で、全国に張り巡らされた情報班による情報収集により、本当の馬の状態を知ることを可能にしています。それらが高い的中率を誇る理由です。
■最強の予想陣
全国の情報班から集められた情報は最強の予想陣によって鋭く分析。彼らはそれぞれ一人でも十分、プロとして活躍できる予想屋ですが、集団で様々なファクターを検証することで、さらに的中率を上げていきます。そして、選び抜いた情報をまたもや全員で再検証して、最後に数点の買い目だけを提供していきます。買い目は数点ですが、その結論に至るまでには途方もない時間が使われているわけです。
■無料参加でも当てる自信が大あり!
ホースメン会議には、会員向けの有料情報と無料情報の二つがあります。一般の競馬予想会社は会員登録をすると有料情報に参加できるわけですが、ホースメン会議では無料情報に参加してから、その実績を示すことで、有料情報を提供します。つまり、無料情報でも自信を持っているわけです。しかも、その買い目は厳選されており、1日1鞍です。競馬予想会社の実力を簡単に示すのは買い目1点で当てるだけでいい。シンプルですが、その理論には大いに納得できます。
■口コミ
さて、ホースメン会議の口コミを調べてみますと、本サイトの情報とはかなりかけ離れた信頼度といえます。まず、口コミでは本命ぐらいしか当たらない。当たっても、情報料が高く利益にならない。5万円が100万になる企画に参加して、本命ばかり狙うレースで不的中を乱発したなどといったコメントが多数見受けられます。
また、気になったのは予想陣が厳選した買い目を数点に絞って提供するはずなのに、各予想陣の推奨馬券が多すぎるといった内容です。これは本サイトの説明とはかなり矛盾しています。
■個人的な評価
大川慶次郎さんは尊敬できる人物でありますが、創業33年というのはネットが日本にない時代も含まれており、なぜ、大川慶次郎が総監督を出来たのか疑問に残ります。おそらく名前貸しだと思いますし、彼が亡くなってからも、彼の業績を売り物にしているだけではないか。
このほかにも、競馬予想会社に大川慶次郎さんの娘さんが情報を提供するといった会社もありますし、この手の名義貸しが頻繁に行われているのではないでしょうか。つまり、このスポーツ記者たちが本当に予想をしているかは判断付かないわけです。もし、競馬関連の記者が予想しているなら、本命を何度も外すようなことはないと思うので、かなり疑わしいです。
最も、100%的中率を誇る予想会社は完全な詐欺ですから、当たらないことがあるのは十分に理解しているのですが、それでも大川慶次郎さんの予想レベルとは遙かに劣ることでしょう。彼のパーフェクト予想は、競馬ファンに「競馬の神様」と呼ばれたほどですから。